日本人の整形は増えた?2026年最新統計で読む施術件数の真相を徹底解説

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日本人の整形は増えた?2026年最新統計で読む施術件数の真相を徹底解説
日本人の整形は増えた?2026年最新統計で読む施術件数の真相を徹底解説
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2026年8月1日、日本美容外科学会(JSAPS)の調査委員会が、2025年の施術実績をまとめた「第9回全国美容医療実態調査」の報告書を公表した。回収された美容医療の施術件数は433万3,339件。前年の305万8,488件から約41.7%増加した。一方、外科的手術は減少し、注射や肌の若返り治療などの非外科的施術は大幅に増えている。数字だけを見れば、美容医療の利用が拡大したように映るが、「整形する日本人が約4割増えた」と解釈してよいのだろうか。

この疑問を解く鍵は、施術件数と患者数の違い、調査に回答した医療機関の変化、そして美容整形と美容医療の範囲にある。2026年最新の全国調査に加え、国際美容外科学会(ISAPS)の統計、厚生労働省や消費者関連機関の公表資料も踏まえ、日本人の整形が増えたとされる背景と、その数字が示す本当の意味を整理する。


📌 この記事の重要ポイントまとめ

2025年の施術件数は約433万件。 前年の約306万件から約41.7%増加した。
外科的手術は約4.5%減少し、非外科的施術は約48.1%増加。 美容医療の利用構成が変化している。
施術件数の増加は、利用者数の増加率と同じではない。 回答医療機関数や集計方法の変化も考慮する必要がある。

【2026年最新統計】日本人の整形は本当に増えたのか?

まず、2026年に公表された全国美容医療実態調査の数字を確認したい。

調査対象は2025年1月1日から12月31日までに国内の医療機関で行われた美容医療で、施術の種類と男女別に集計されている。日本美容外科学会(JSAPS)が調査を実施し、日本美容外科学会(JSAS)、日本美容皮膚科学会(JSAD)、日本形成外科学会(JSPRS)、日本皮膚科学会(JDA)が協力した。

結果は、美容医療の施術件数が大きく増えた一方、外科的手術は減少したというものだった。







2025年の全美容施術件数(回収分)
4,333,339件
前年比 約41.7%増








外科的手術
355,958件
前年比 約4.5%減








非外科的施術
3,977,381件
前年比 約48.1%増


出典:日本美容外科学会(JSAPS)「第9回全国美容医療実態調査」2025年分。増減率は公表された2024年・2025年の回収件数から算出。

2024年の全美容施術件数は305万8,488件で、2023年の297万2,228件から小幅に増加していた。2025年はそこから約127万件増えている。ただし、これはあくまでも調査で回収された施術数であり、日本国内で行われたすべての施術を完全に把握した全国総数でも、整形を受けた人の実人数でもない。

したがって、「日本で美容医療の施術が増えた」という見方には統計上の根拠がある。しかし、「整形する日本人が前年比41.7%増えた」とまでは、この数字だけでは判断できない。

【前年との比較】外科手術は減少、非外科施術はなぜ急増した?

2025年の調査で特に目立つのは、美容医療の内訳が変化していることだ。

日本美容外科学会(JSAPS)の報告書では、非外科的施術のうち、注入剤と顔面の若返り関連施術が大幅に増えている。一方、脱毛や再生医療などを含む「その他」の区分は、前年とほぼ同水準だった。

項目2024年2025年前年比全美容施術305万8,488件433万3,339件約+41.7%外科的手術37万2,603件35万5,958件約−4.5%非外科的施術268万5,885件397万7,381件約+48.1%注入剤88万1,309件148万4,405件約+68.4%顔面若返り関連90万6,466件160万2,755件約+76.8%その他89万8,110件89万221件約−0.9%

出典:日本美容外科学会(JSAPS)第8回・第9回全国美容医療実態調査。増減率は公表値から算出。調査年によって施術区分の扱いが変更されているため、単純比較には注意が必要。

注目したいのは、非外科的施術が2025年の回収件数全体の91.8%を占めたことだ。前年は87.8%だった。

ここでいう非外科的施術には、ボツリヌストキシンやヒアルロン酸などの注入治療、レーザーによるシミ治療、光治療、肌の引き締め、ケミカルピーリングなどが含まれる。つまり、一般にイメージされる二重整形や鼻整形だけでなく、肌の状態を整える治療も大きな割合を占めている。

2025年の調査では、ボツリヌストキシンの施術が110万6,865件、レーザーや外用薬などによるイボ・シミ治療が38万2,568件、光若返り治療(IPL)が24万6,870件と集計された。これらは美容医療の広がりを示す具体例だが、すべてを「顔の形を変える整形」と呼ぶのは正確ではない。

なお、調査委員会は、ヒアルロン酸注射による豊胸や、非外科的な腋臭症治療など、一部の施術を非外科的施術として扱うようにしたため、年次比較には注意が必要だと説明している。外科手術の減少と非外科施術の増加には、実際の利用動向だけでなく、分類方法の変更も影響し得る。

【数字の落とし穴】433万件は433万人ではない

今回の統計を読むうえで、最も重要なのが「施術件数」と「患者数」の違いだ。

全国美容医療実態調査は、患者の実人数ではなく、医療機関から報告された施術の実施数を集計している。同じ人が複数の施術を受けた場合、それぞれを別の件数として数える仕組みだ。

例えば、ある人が1年間に次の治療を受けたとする。

- 1月にボツリヌストキシン注射
- 4月にヒアルロン酸注入
- 8月にレーザーによるシミ治療
- 12月に肌の引き締め治療

この場合、患者は1人でも、施術件数は4件になる。さらに、同じ日に複数種類の施術を受けた場合も、種類ごとに数えることがある。

そのため、施術件数が大きく増えた理由には、新たに美容医療を始めた人の増加だけでなく、既存の利用者が複数の施術を受けることや、継続的に治療を受けることも考えられる。ただし、今回の調査だけでは、それぞれが何割を占めるのかまでは分からない。

もう一つの注意点は、回答医療機関の数だ。

2025年分の調査では、対象5,425件に対して616院から回答を得た。2024年分は対象6,287件に対して499院だった。対象施設数や回答施設数が異なれば、回収される施術件数も変化する。

回答施設数の増加だけで、全体の件数がどの程度増えたのかを説明することはできない。各施設の規模や施術内容、集計対象の構成が異なるためだ。

つまり、今回の結果から読み取れるのは、美容医療の施術が回答施設の集計上で大きく増えたことと、その内訳が非外科的施術中心になっていること。一方、全国の患者数や「整形経験者」の割合が前年比で何%増えたのかを確定するには、患者単位の別の統計が必要になる。

【日本人の整形が増えた理由】SNS・施術の多様化・美容意識の変化

では、なぜ美容医療の利用が広がっているように見えるのか。

統計は利用者の動機を直接尋ねた調査ではないため、増加の原因を一つに断定することはできない。ただし、施術の種類や公的機関が指摘する消費行動の変化から、背景として考えられる要因を整理できる。

1.大がかりな手術以外の選択肢が増えた

美容医療という言葉から、二重まぶたの切開や鼻の形を変える手術を想像する人は多い。しかし、実際の施術には注射、レーザー、光治療、ピーリング、肌の引き締めなど、多様な方法がある。

こうした施術は、治療内容によっては手術を伴わず、比較的短い時間で受けられる。一方で、複数回の治療が必要な場合もあり、効果の持続期間や副作用は施術ごとに異なる。

「大きく顔を変えること」だけでなく、肌の悩みや年齢に伴う変化をケアすることも美容医療の利用目的になっている。非外科的施術が全体の9割以上を占めるという調査結果は、こうした幅広い施術が市場の中心になっていることを示している。

2.SNSやインターネットで施術情報に触れやすくなった

SNSでは、施術前後の写真、治療の体験談、クリニックの広告などを目にする機会がある。美容医療を知らなかった人が施術を知るきっかけになる一方、加工された症例写真や、効果を強調しすぎた広告に接するリスクもある。

厚生労働省は、美容医療の広告や勧誘をめぐる問題について、誇大な効果のアピール、料金説明の不足、強引な契約、術後の対応などに注意を促している。SNSが情報への入り口になることと、広告内容を慎重に見極める必要性は、切り離せない問題だ。

3.美容医療の対象が幅広い年代・悩みに広がっている

美容医療は、若い世代の二重整形や輪郭形成だけを指すものではない。シミ、しわ、たるみ、毛穴、脱毛など、さまざまな悩みに対応する施術が提供されている。

厚生労働省も、美容医療を二重まぶた手術や脂肪吸引だけでなく、脱毛、シミ治療、ピーリング、HIFUなどを含む幅広い医療として説明している。こうした施術の多様化によって、利用目的が以前より細分化している可能性がある。

ただし、ここで挙げた要因は、2025年の件数増加を個別に証明したものではない。SNSの影響がどれほど大きいのか、若年層や中高年層の利用がどの程度増えたのかを正確に把握するには、年齢別・動機別の患者調査が必要だ。

【国際比較】ISAPS 2024の日本の美容施術件数は世界3位

日本の美容医療を国際的な視点から見ると、国際美容外科学会(ISAPS)の2024年調査も参考になる。

ISAPSの国際調査では、日本の美容施術件数は推計163万1,600件。外科的施術が38万件、非外科的施術が125万1,600件で、国別の総件数では米国、ブラジルに続く世界3位に位置づけられた。

この数字からも、日本が美容医療の利用規模の大きい国の一つであることが分かる。

ただし、ここで注意したいのが、ISAPSと国内の全国美容医療実態調査では集計方法が異なる点だ。

国内調査は、日本の医療機関から回答された施術件数を集計し、国内の実態を把握することを目的としている。一方、ISAPSは国際比較を目的とした調査で、2024年の日本の数値は163万件余りと推計している。国内調査の2024年回収分である305万8,488件と単純に比較し、どちらかが誤っていると判断することはできない。対象施設や調査方法、施術の範囲などが同一ではないためだ。

また、ISAPSの2024年統計と、国内調査が2026年に公表した2025年の統計は対象年も異なる。これらの数字をそのまま連結し、日本人の整形人口が何年間で何倍になったと結論づけることは適切ではない。

美容整形の過去の推移を検証する際は、同じ調査の中で対象や分類がどのように変わったかを確認し、異なる調査同士を混同しないことが大切だ。

【費用とリスク】美容整形の相場を知り、件数の多さに流されない

美容医療の利用を検討する人にとって、施術件数と同じくらい気になるのが費用だ。

美容整形や美容医療は、基本的に自由診療であり、同じ名称の施術でも、方法、使用する薬剤や材料、施術部位、医師の技術、麻酔や術後ケアの有無などによって費用が異なる。

2026年に公開料金を集計したBeauty Scannerのデータでは、二重まぶたの埋没法は中央値約13万9,000円、切開法は約32万円、涙袋へのヒアルロン酸注入は1cc当たり約7万7,000円が目安として示されている。これらは公開料金の集計値であり、すべての医療機関に共通する公定価格ではない。実際の費用は個別の見積もりで確認する必要がある。

費用を比較するときは、広告に表示された最安値だけで判断しないことが重要だ。初診料、麻酔代、薬代、再診料、修正費用などが別途かかる場合もある。複数回の施術が必要な治療では、1回当たりの価格だけでなく、必要な回数を含めた総額を確認したい。

厚生労働省は、美容医療を受ける前に、効果だけでなくリスクや副作用、代替となる施術、費用、保険適用の有無について説明を受け、納得してから判断するよう呼びかけている。また、「今契約すれば安くなる」といった勧誘に急かされず、時間をかけて検討することも重要だ。

美容医療を選ぶ際の判断基準は、次のように整理できる。

- 施術を受ける目的が明確か。 他人の症例写真に近づくことだけでなく、自分が何を改善したいのかを整理する。
- 医師から具体的な説明を受けたか。 使用する薬剤や機器、期待できる効果、合併症や副作用について確認する。
- 総額と追加費用を把握しているか。 初回価格だけでなく、必要な施術回数や術後ケアを含めて比較する。
- 即日契約を迫られていないか。 不安や疑問が残る場合は、その場で決めず、別の医療機関で意見を聞く。
- 術後の診察や相談体制があるか。 効果に不満がある場合や、合併症が起きた場合の対応を確認する。

美容医療の利用が広がっているからといって、施術を受けることが当然になるわけではない。施術を受けないという選択も含め、自分の希望とリスクを照らし合わせて判断することが大切だ。

【日本人整形増えた】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:日本人の整形は2026年に増えているのですか?

A1:2026年8月公表の全国美容医療実態調査では、2025年の施術件数の回収分が約433万件となり、前年の約306万件から約41.7%増加しました。ただし、患者の実人数を数えた統計ではなく、回答医療機関数や施術の分類にも変化があるため、「整形する日本人が41.7%増えた」とは判断できません。

Q2:日本人に人気の美容整形は何ですか?

A2:2025年の国内調査では、外科的施術の重瞼術(二重まぶたの埋没法・切開法など)が9万2,037件と集計されています。一方、非外科的施術では、ボツリヌストキシン注射やヒアルロン酸注入、シミ治療、レーザー・光治療なども多く行われています。ただし、施術件数は患者数や人気の順位と完全に一致するものではありません。

Q3:美容整形と美容医療は同じ意味ですか?

A3:厳密には異なります。美容整形は一般に二重まぶたや鼻、輪郭などの形を変える施術を指すことが多い一方、美容医療には注射、脱毛、シミ治療、肌の引き締めなど、外科手術を伴わない治療も含まれます。全国美容医療実態調査の施術件数には、こうした幅広い施術が含まれています。

まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準

2026年に公表された全国美容医療実態調査からは、日本の美容医療の施術件数が大きく増加し、外科的手術よりも非外科的施術の比重が高まっていることが読み取れる。2025年の回収分は約433万件で、前年より約41.7%増えた。一方、外科的手術は約4.5%減少し、非外科的施術は約48.1%増加した。

ただし、施術件数と患者数は別物だ。回答医療機関数や集計区分も変化しているため、この数字だけで日本人の整形経験者がどれほど増えたかを確定することはできない。

今後、美容医療の実態をより正確に把握するには、施術件数だけでなく、患者の実人数、年齢別の利用状況、初回利用と継続利用の違い、施術ごとの費用などを組み合わせて見る必要がある。

美容医療を考えている人にとっても、利用者が増えているという事実だけで施術を決める必要はない。大切なのは、自分の目的に合った方法を理解し、効果とリスク、総費用、術後の対応を比較したうえで、自分自身が納得できる判断をすることだ。 (出典: 日本 人 整形 増え た(Yahoo!ニュース))

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