「どちらにしようかな」の続きは?歌詞の地域差と神様・鉄砲の謎を2026年版で徹底解説
「どちらにしようかな、天の神様の言うとおり」。子どものころ、鬼ごっこの鬼を決めたり、お菓子を選んだりするときに、この歌を口ずさんだ記憶はないだろうか。ところが、その続きを尋ねると、「鉄砲撃ってバンバンバン」「なのなのな」「柿の種」「あぶらむし」など、人によって驚くほど違う言葉が飛び出す。自分が覚えている歌詞こそ全国共通だと思っていた人ほど、その違いに驚かされるはずだ。
実際、「どちらにしようかな」は、地域や学校、家庭、世代によって歌詞が変化する子どものわらべうたである。マイナビ学生の窓口が2016年に掲載した大学生へのアンケート記事や、TRiP EDiTORが2023年に公開した全国の歌詞の比較記事、2024年のラジオ関西による紹介などからも、その多様性がうかがえる。では、続きに決まった正解はあるのか。「神様」や「鉄砲」はなぜ登場するのか。北海道から沖縄までの具体例と民俗学的な視点から、その謎をひもとく。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歌詞の正解:「天の神様の言うとおり」は代表的な形だが、その先まで全国共通というわけではない。
- 地域差の実例:北海道の「なのなのな」、関東の「あべべのべ」、関西の「柿の種」、九州の「あぶらむし」など、多彩な表現が伝わっている。
- 違いが生まれる理由:決まったリズムに子どもたちが言葉を付け足し、遊びの中で変化させてきたことが背景にある。
【「どちらにしようかな」の続きは「天の神様の言うとおり」だけ?】
まず押さえておきたいのは、「どちらにしようかな」の歌詞には、全国で統一された唯一の完成形があるわけではないということだ。
よく知られているのは、「どちらにしようかな、天の神様の言うとおり」という出だし。しかし、地域によっては「どれにしようかな」と歌い始めたり、「神様の言うとおり」と短くしたりする。さらに、その後に「なのなのな」「鉄砲撃ってバンバンバン」「柿の種」といった言葉が続く。
たとえば、次のような形がある。
- どちらにしようかな、天の神様の言うとおり
- どちらにしようかな、神様の言うとおり、鉄砲撃ってバンバンバン
- どれにしようかな、神様の言うとおり、なのなのな
- どちらにしようかな、天の神様の言うとおり、柿の種
これらは代表的な要素を組み合わせた例であり、全国共通の歌詞を示すものではない。実際には、短いフレーズだけで終わる地域もあれば、さらに長い言葉を重ねる地域もある。
マイナビ学生の窓口が2016年3月3日に掲載した「都道府県別」の記事では、現役大学生の出身地と結び付けて、歌詞の違いが紹介された。東京都出身者の例には「八百万の神様お願いします」、埼玉県出身者の例には「鉄砲撃ってバンバンバン、も一つおまけにバンバンバン」という表現が登場する。
ただし、こうした記事は、各地域の代表的な歌詞を知る手掛かりであって、すべての住民が同じ歌詞を使っていることを示す調査ではない。同じ都道府県でも、育った市町村や学校、友人関係によって覚えている歌詞が異なることは十分に考えられる。
つまり、「自分の歌詞と違うから間違い」という判断はできない。むしろ、違いが生まれていること自体が、この歌の特徴なのだ。

【歌詞の正体は「となえうた」——数え歌としての仕組み】
「どちらにしようかな」は、わらべうたの中でも、何かを選ぶために唱える「となえうた」に分類される。数を数えたり、一定のリズムに合わせて対象を選んだりする遊び歌の一種だ。
TRiP EDiTORが紹介した小泉文夫編『わらべうたの研究』などの研究資料に関する解説でも、「どちらにしようかな」「どれにしようかな」に続く歌は、唱え歌として整理されている。
使い方はシンプルだ。複数の候補を前にして、歌のリズムに合わせて一つずつ指を差す。最後の音を発したときに指していたものを選ぶ、というのが基本的な遊び方である。
たとえば、鬼ごっこで鬼を決めるなら、参加者を順番に指しながら歌い、最後に指された人が鬼になる。お菓子や遊び道具を選ぶときにも、同じ方法を使える。
ここで重要なのは、歌が単なるメロディーではなく、選択の手続きを担っている点だ。歌詞の一音や一拍ごとに指を移動させるため、言葉の長さや付け足すフレーズが変われば、最後に指される対象も変わり得る。
また、子どもたちは歌を歌うだけでなく、遊びの状況に合わせて言葉を変える。短い歌詞で決まらなければ、続きを加えることもできる。そうした自由さが、地域差や個人差を生む土台になってきた。
埼玉県立久喜図書館が提供した国立国会図書館のレファレンス協同データベースの事例でも、わらべうたは自然発生的に生まれ、子どもたちの自由で即興的な遊びを通じて多くの変化が生じるものとして紹介されている。
「どちらにしようかな」は、作者が決めた歌詞を全国の子どもがそのまま歌い継ぐタイプの作品とは性格が異なる。遊びの中で伝えられ、その場の工夫も取り込む文化なのだ。
【北海道から沖縄まで】地域別に見る「どちらにしようかな」の歌詞の違い
全国の歌詞を比較すると、同じ出だしから、まったく異なる言葉へ展開する様子が見えてくる。TRiP EDiTORの2023年4月25日公開記事や、ラジオ関西が2024年11月1日に紹介したリスナーの例などを参考に、地域ごとの代表例を整理した。
| 地域 | 紹介されている歌詞の例 | 特徴・注目点 |
|---|---|---|
| 北海道 | 「なのなのなすびのかきのたね」「べべべのべ」 | 「なのなのな」や「べべべのべ」など、独特の音の連なりが見られる。 |
| 東北 | 青森・岩手の「ぴーちくぱーちく、ひばりのこ」、宮城の「ちちんぷいのぷい」 | 動物や呪文を思わせる言葉など、地域ごとに異なる表現がある。 |
| 関東 | 「あべべのべ」「なのなのな」「鉄砲撃ってバンバンバン」 | リズムに合わせた短いフレーズと、鉄砲を使う締めくくりが見られる。 |
| 東海・中部 | 岐阜の「ぽぽぽいの柿の種」、静岡の「鉄砲撃ってバンバン」「べべべのべ」 | 同じ地域内でも、言葉の組み合わせが複数伝わっている。 |
| 近畿 | 「ぷっとこいてぷっとこいてぷっぷっぷ」「けっけっけのかきのたね」 | 音の響きを楽しむ表現や、「柿の種」を含む歌詞が見られる。 |
| 中国地方・山陰 | 「ゲゲゲの鬼太郎」「ぎっとんばっとんおまけの柿の種」 | 作品名や、リズムを生み出す独特の言葉が使われる例がある。 |
| 九州 | 福岡・佐賀の「まっくろくろけのけっけっけ」、宮崎の「ごはんつぶ」、鹿児島の「あぶらむし」 | 食べ物や虫の名前など、意味のある言葉を使う例がある。 |
| 沖縄 | 「キンコンカンコン、けむしのいうとおり」 | 鐘の音を思わせるリズムと、虫に関する表現が組み合わさっている。 |
ここで注意したいのは、表の歌詞が各都道府県の唯一の標準形を意味するわけではないことだ。全国の事例を集めた記事でも、地域の歌詞は複数の情報源や聞き取りに基づいており、すべての都道府県・世代・家庭を網羅した統計とは異なる。
北海道足寄高校の公式noteが2025年11月13日に掲載した校内調査の記事も、地域差を考えるうえで興味深い。足寄町では「べべべのべ」や「べべべのなすびのはげあたま」が多く、十勝管内では「鉄砲撃ってバンバンバン」が優勢だったという。同じ北海道の中でも、表現が一つにまとまっていないことがわかる。
また、山陰中央新報の2022年5月30日の記事では、山陰地方で歌われていた表現について、地域や世代の異なる人々への聞き取りを通じて多様な例が紹介された。ラジオ関西の2024年の記事でも、島根県の歌詞として「ゲゲゲの鬼太郎」に関するフレーズが取り上げられている。
こうした比較からわかるのは、「北海道は必ずこの歌詞」「関西は必ず柿の種」と単純に線引きするのは難しいということだ。地域別の傾向はあっても、隣の町や同じ学校の友人同士で違う歌詞が使われている場合もある。

【なぜ歌詞が違う?】「神様」「鉄砲」「柿の種」に隠れた役割
では、なぜ「どちらにしようかな」の続きを、子どもたちはこれほど自由に変えてきたのだろうか。背景には、歌詞の意味だけでなく、遊びに必要なリズムと、言葉遊びの楽しさがある。
1.「神様」は選択を運に任せるための言葉
「神様の言うとおり」という表現は、自分では決められないことを、神様の判断に委ねるような形を作っている。どちらを選んでも大きな差がない場面で、偶然に決定を任せる遊びの性格とも合致する。
地域によっては「天の神様」のほか、「天神様」「仏様」などの言葉が使われる例もある。TRiP EDiTORが紹介する研究では、東日本では「神様」、西日本では「天の神様」が比較的多いという傾向も取り上げられている。ただし、これは絶対的な境界線ではなく、地域差を考えるための一つの目安だ。
2.「鉄砲撃ってバンバンバン」はリズムを延ばす表現
関東や東北などの例で目立つのが、「鉄砲撃ってバンバンバン」「もう一つおまけにバンバンバン」というフレーズだ。言葉を付け足すことで歌が長くなり、指差しの回数も増える。
この表現が全国のすべての地域に共通するわけではない。関西では「ぷっとこいてぷっとこいてぷっぷっぷ」、九州では虫や食べ物を使った表現など、別のリズムや言葉が選ばれている。
また、「鉄砲」という言葉が登場するからといって、歌全体に特定の歴史的事件や武器に関する由来があると断定することはできない。確認できるのは、鉄砲の音を思わせる言葉が、数え歌の一つのバリエーションとして伝わっているという点だ。
3.「柿の種」「あぶらむし」は意味のある言葉を使う型
「柿の種」「ごはんつぶ」「あぶらむし」といった表現は、意味を持つ単語をリズムに組み込んだ例だ。一方、「あべべのべ」「なのなのな」「けけけのけ」のように、音の響きそのものを楽しむようなフレーズもある。
TRiP EDiTORの解説では、歌詞の途中に入る短い言葉について、意味を持つものと持たないものに分け、最後の部分についても「鉄砲系」や数字、豆、花などの表現に分類する考え方が紹介されている。
この分類は、地域差を整理するうえで便利だ。たとえば、「柿の種」が入っているという共通点から複数の地域の歌詞を比較できる。ただし、同じ言葉が見つかったからといって、必ず一つの地域から別の地域へ伝わったとまでは言えない。
4.地域の文化や身近な言葉が歌に入り込む
山陰放送が2022年12月13日に配信した記事では、日本民謡の変遷を研究する同志社大学の河瀬彰宏准教授が、歌詞には地域性が表れていると説明している。記事では、「ゲゲゲの鬼太郎」や「ぎっこんばっこん」といった言葉の例も取り上げられた。
基本となるリズムに、その土地で親しまれている言葉や、子どもたちが日頃から見聞きしているものを当てはめる。こうした変化が繰り返されれば、同じ遊び歌から多くのバリエーションが生まれる。
つまり、地域差の理由は、単に方言が違うからというだけではない。言葉を自由に足せる遊びの構造そのものが、変化を生み出しやすいのである。
【鬼ごっこの役決めだけじゃない】遊びの中での使い方と歌詞の変化
「どちらにしようかな」が使われる場面として、まず思い浮かぶのは鬼ごっこだろう。複数の子どもが輪になったり、一列に並んだりして、歌に合わせて指を差し、最後に選ばれた人が鬼になる。
ただし、使い方は鬼ごっこに限らない。「誰にしようかな」と歌って役を決めたり、遊びの順番を決めたり、複数の選択肢から一つを選んだりするときにも使われる。
日常生活でも、どのお菓子を食べるか、どの色を選ぶかといった軽い選択の場面で、歌を口ずさむ人はいる。マイナビ学生の窓口やTRiP EDiTORが紹介した事例も、子どもの遊びにとどまらず、選択の場面で親しまれてきた歌であることを伝えている。
ここで注目したいのが、歌詞が長くなる現象だ。最初のフレーズだけで決まると、望んでいない相手や選択肢が当たることもある。そこで、歌詞を足してもう一度指差しを続けたり、決まるまで言葉を重ねたりすることがある。
山陰放送の記事でも、最後に選ばれたものが気に入らない場合に、子どもたちが即興的に歌詞をつなげることがあると紹介されている。歌詞が長くなるのは、単なる記憶違いだけではなく、遊びを続けたい気持ちや、決定を少し先延ばしにしたい心理とも関係していると考えられる。
もちろん、長い歌詞が必ず後から付け足されたものだとは限らない。子ども同士で覚えたフレーズを受け継いでいる場合もあれば、家族や学校で別の形を覚えた場合もある。
遊びとして楽しむ際には、参加者全員が同じルールを理解していることが大切だ。歌詞が長い人と短い人が混在すると、最後に指される対象が変わる可能性があるため、誰の歌詞を使うか、どこまで歌うかを決めておくとスムーズに遊べる。

【発祥はどこ?】「本来の歌詞が一つある」という誤解を整理
インターネットで地域別の歌詞を調べると、「自分の知っている歌詞と違う」「どちらが正しいのか」といった疑問が生まれやすい。しかし、現存する資料からは、全国共通の原型を一つに確定することは難しい。
この点を考えるうえで参考になるのが、国立国会図書館のレファレンス協同データベースに掲載された、埼玉県立久喜図書館の調査事例だ。2005年8月25日に作成されたこの事例では、「どれにしようかな、天の神様の言うとおり」という選び歌の発祥と、元になった歌を知りたいという質問が扱われている。
同館が参考資料を調べた結果、元になった歌やオリジナルの形についての記述は見つからなかったという。紹介された文献では、わらべうたの「となえうた」は自然発生的に生まれ、子どもの遊びの自由さや即興性によって多くの変化が生まれると説明されている。
一方、TRiP EDiTORの記事は、小泉文夫編『わらべうたの研究』などの研究に触れ、明治生まれの女性が歌っていたことを示す研究もあると紹介している。また、山陰放送の記事では、このわらべ歌が見つかった時期について1911年ごろと説明されている。
ただし、記録が確認された時期と、歌が生まれた時期は同じとは限らない。1911年ごろに記録が見られるという情報だけで、その年に誕生した、あるいは特定の地域が発祥地だと決めることはできない。
もう一つ注意したいのは、「都道府県別」という見出しの受け止め方だ。マイナビ学生の窓口の大学生アンケートや、TRiP EDiTORの全国比較記事は、歌詞の違いを知るうえで有用な資料である。しかし、地域全体を代表する無作為抽出調査とは性格が異なるため、掲載された一例をその県の全員が使っていると解釈するのは適切ではない。
「天の神様の言うとおり」だけが正解で、ほかは間違いという見方も、「鉄砲撃ってバンバンバン」が全国共通の原型だという見方も、資料からは裏付けられない。むしろ、複数の歌詞が存在し、遊びの中で変化してきたことを理解するほうが、わらべうたの実態に近い。
【プロの結論】歌詞の違いは、子どもたちが育ててきた文化の記録
「どちらにしようかな」の魅力は、全国の誰もがまったく同じ歌詞を知っていることではない。共通する出だしや選択の仕組みがありながら、その続きを地域や世代ごとに変えられる自由さにある。
北海道では「なのなのな」や「べべべのべ」、関東では「あべべのべ」や「鉄砲撃ってバンバンバン」、近畿では「柿の種」を含む表現、九州では「あぶらむし」や「ごはんつぶ」など、さまざまな例が伝わっている。こうした違いは、単なる言い間違いの集まりではなく、子どもたちの遊びの中で言葉が受け継がれ、変化してきたことを示している。
地域差を調べるときは、次の三つの視点を持つと理解しやすい。
- 出だしと締めくくりを分けて見る:「神様の言うとおり」の部分と、その後の「鉄砲」「柿の種」などを別々に比較する。
- 都道府県だけでなく、生活圏にも注目する:同じ県内でも、学校や家庭、世代によって歌詞が異なる可能性がある。
- 由来と推測を区別する:古い記録があることと、発祥地や本来の歌詞が判明していることは別の問題だ。
特に、自分の知っている歌詞を誰かに伝えるときには、「これが正解」と決めつけず、「うちの地域ではこう歌っていた」と紹介すると、違いそのものを楽しめる。
子どものころに何気なく口ずさんでいた短い歌には、地域の言葉や遊び方、世代ごとの記憶が詰まっている。「どちらにしようかな」の続きを比べることは、日本各地の暮らしの違いを知る小さな手掛かりにもなるのだ。
【どちらにしようかな】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「どちらにしようかな」の正しい歌詞は何ですか?
A1:「どちらにしようかな、天の神様の言うとおり」は代表的な歌い出しですが、その先には「鉄砲撃ってバンバンバン」「なのなのな」「柿の種」など多くのバリエーションがあります。全国共通の唯一の完成形が定まっているわけではありません。
Q2:「天の神様の言うとおり」の続きは、なぜ地域によって違うのですか?
A2:わらべうたの「となえうた」は、子どもたちが遊びの中で唱え、言葉を付け足したり変えたりしながら伝えてきたものです。地域の言葉や身近なもの、リズムに合う表現などが取り入れられ、さまざまな形になったと考えられています。
Q3:「神様」と「天の神様」は地域によって使い分けられていますか?
A3:研究を紹介した記事では、東日本で「神様」、西日本で「天の神様」が比較的多いという傾向が示されています。ただし、これは絶対的な区分ではなく、地域内にも異なる歌詞があります。
Q4:「鉄砲撃ってバンバンバン」が本来の歌詞なのですか?
A4:そのように断定できる資料はありません。鉄砲を使う表現は広く知られたバリエーションの一つですが、短い言葉で終わるものや、柿の種、虫、食べ物などを使う形も伝わっています。
Q5:「どちらにしようかな」の発祥地はどこですか?
A5:国立国会図書館のレファレンス協同データベースに掲載された調査事例では、元になった歌やオリジナルの形は確認できなかったとされています。古い記録に関する情報はありますが、発祥地を一つに特定できる状況ではありません。
まとめ:自分の歌詞も、誰かの歌詞も間違いではない
「どちらにしようかな」の続きは、「天の神様の言うとおり」だけではない。北海道から沖縄まで、「なのなのな」「あべべのべ」「鉄砲撃ってバンバンバン」「柿の種」「あぶらむし」など、多彩な表現が受け継がれている。
その違いを生んだのは、子どもたちがリズムに合わせて言葉を工夫し、鬼ごっこなどの遊びの中で歌を変化させてきたことだ。地域別の歌詞は興味深い手掛かりになるが、一つの県に一つの正解があるわけではない。
もし家族や友人と話す機会があれば、「どちらにしようかな」の続きを聞き比べてみてほしい。自分が忘れていた言葉がよみがえるかもしれないし、同じ地域で育った人同士でも違う歌詞を覚えていることに気付くかもしれない。短い数え歌の中に残されているのは、正解を競うための歌詞ではなく、子どもたちが遊びながら育ててきた日本の生活文化なのである。 (出典: どちら に しよう かな(Yahoo!ニュース))