SNSをやらない人はなぜ?理由・心理・年代別の割合とメリットを2026年版で徹底解説
SNSをやらない人を見ると、「なぜ登録しないのだろう」「周囲とのつながりに困らないのだろう」と疑問に思うことはありませんか。友人の近況を知ったり、趣味の情報を集めたりするためにSNSを利用する人が多い一方、XやInstagram、Facebookなどをあえて使わない人もいます。その背景には、プライバシーへの意識、時間の使い方、対人関係の考え方、サービスを利用する必要性など、さまざまな事情があります。
総務省の「令和7年通信利用動向調査」では、過去1年間にインターネットを利用した人のうち、SNSを利用した人の割合は82.3%でした。調査対象や定義によって数値は変わりますが、SNSを利用しない人が一定数存在することも事実です。2026年の最新公表データを手がかりに、SNSをやらない人の割合、年代・男女別の傾向、周囲からの印象、利用しないメリットとデメリット、SNS断ちとの違いまで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 割合:2026年公表の総務省調査では、インターネット利用者の82.3%がSNSを利用。利用していない人は約17.7%に相当します。
- 理由・心理:プライバシーを守りたい、他人と比較したくない、投稿や返信に時間を使いたくないなど、利用しない理由は一つではありません。
- メリットとデメリット:時間や心理的負担を減らせる一方、情報収集や人脈づくり、災害時の情報入手などで不便が生じる場合があります。
- 大切な視点:SNSをしないから賢い、幸福度が高い、社交性が低いと一律には判断できません。自分の目的に合う距離感を選ぶことが大切です。
【理由と心理】SNSをやらない人はなぜ利用しないのか?
SNSをやらない人の心理を理解するうえで重要なのは、「使いたくない」と「使う必要がない」を分けて考えることです。SNSそのものに抵抗がある人もいれば、興味はあっても生活上の優先順位が低く、登録する理由を感じていない人もいます。
1.プライバシーや個人情報を守りたい
投稿した写真や文章から、住んでいる地域、勤務先、交友関係、生活時間帯などが推測されることを警戒する人はいます。公開範囲を設定していても、投稿の転載やスクリーンショットによって情報が広がる可能性はあります。
自分の近況を不特定多数に知らせる必要性を感じない人にとって、アカウントを作らないことは、情報管理の手間やリスクを減らす選択肢です。とくに、仕事と私生活を明確に分けたい人や、家族・知人の情報まで不用意に公開したくない人には合理的な判断となり得ます。
2.他人との比較や評価に疲れたくない
SNSでは、旅行、買い物、仕事の成果、交友関係など、他人の生活の一部分が日常的に目に入ります。投稿は必ずしも生活全体を映しているわけではありませんが、充実して見える情報ばかりに触れると、自分の生活と比較してしまうことがあります。
「いいね」の数やフォロワー数、返信の有無などを気にしたくない人にとって、SNSを使わないことは、他人からの評価を意識する機会を減らす方法です。過去にSNSの利用で疲れを感じた経験がある人ほど、距離を置くことに納得感を持ちやすいでしょう。
3.投稿や返信に時間を使いたくない
SNSは閲覧するだけでも時間を使います。投稿を作成する、写真を選ぶ、コメントに返信する、他人の投稿を確認するなど、利用に伴う細かな作業も発生します。
仕事や勉強、趣味、家族との時間を優先したい人は、SNSを生活に組み込む必要性を感じない場合があります。スマートフォンで必要な情報を検索でき、連絡も電話やメールで済むのであれば、SNSを新たに始める動機が生まれにくいのです。
4.人間関係をオンラインで広げる必要がない
身近な友人や家族との関係に満足している人や、交流は直接会って行いたい人もいます。人脈を広げること自体に価値を感じていない場合、フォロワーを増やしたり、知らない人と交流したりする必要はありません。
また、知人とオンラインでつながることで、投稿への反応や人間関係の距離感に気を使うことを避けたい人もいます。こうした選択は、必ずしも人付き合いが苦手であることを意味しません。
5.必要な情報は別の方法で入手できる
ニュースは報道機関のサイト、専門知識は書籍や公式資料、商品情報はメーカーの公式サイトというように、目的に応じて情報源を使い分ける人もいます。SNSのおすすめ投稿やトレンドを追わなくても、日常生活で困らないのであれば、登録する必要性は低くなります。
ただし、SNSを使わないことと、インターネットを使わないことは別です。検索エンジン、動画サイト、ニュースアプリ、メールなどを利用している人もいます。「SNSをやらない人」という言葉だけで、情報収集の方法まで判断することはできません。
6.過去のトラブルや面倒な経験を避けたい
誹謗中傷、炎上、迷惑なメッセージ、アカウントの乗っ取り、個人情報の流出などを心配して、SNSを始めない人もいます。以前利用していたものの、トラブルをきっかけにアカウントを削除した人もいるでしょう。
一方、SNSを利用しない理由は、必ずしも不安や嫌悪感とは限りません。単に興味がない、投稿する内容がない、登録手続きが面倒という人もいます。利用しないという行動が同じでも、その背景にある心理は大きく異なります。

【2026年最新データ】SNSをやらない人の割合と年代別の実態
SNSをやらない人は、実際にどれくらいいるのでしょうか。割合を確認する際には、調査対象とSNSの定義を区別する必要があります。
総務省が2026年5月29日に公表した「令和7年通信利用動向調査」では、2025年8月末時点の調査に基づき、過去1年間にインターネットを利用した人のうち、SNSを利用した人の割合を82.3%としています。単純に100%から差し引くと、利用していない人は17.7%です。
ここで注意したいのは、17.7%が日本の総人口全体に占める割合ではないことです。分母は過去1年間にインターネットを利用した人であり、6歳以上が対象です。また、同調査では無料通話機能を含むSNSの利用を尋ねているため、LINEなども含まれます。
年代別に見るSNSの利用率・未利用割合
同調査の公表値を年代別に整理すると、20代から40代では利用率が9割を超えています。一方、60代以降では利用率が下がり、80歳以上では利用していない人が4割を超えます。
| 年代 | SNS利用率 | 未利用割合の目安 | 読み取れる傾向 |
|---|---|---|---|
| 6〜12歳 | 42.8% | 57.2% | 利用率は他の年代より低い |
| 13〜19歳 | 92.9% | 7.1% | 利用が広く浸透している |
| 20代 | 93.1% | 6.9% | 全年代で利用率が最も高い |
| 30代 | 90.6% | 9.4% | 利用率は9割を超える |
| 40代 | 91.3% | 8.7% | 利用率は9割を超える |
| 50代 | 86.4% | 13.6% | 利用しない人も一定数いる |
| 60代 | 78.3% | 21.7% | 未利用者が2割を超える |
| 70代 | 67.9% | 32.1% | 未利用者が約3割いる |
| 80歳以上 | 54.3% | 45.7% | 未利用者が4割を超える |
出典:総務省「令和7年通信利用動向調査」(2026年5月29日公表)。調査時点は2025年8月末。未利用割合は利用率を100%から差し引いた計算値であり、総務省が独立した指標として公表した数値ではありません。
若い世代でもSNSをやらない人はいる
10代から40代ではSNS利用率が高いものの、利用率が100%に達しているわけではありません。20代でも約6.9%、30代でも約9.4%が利用していない計算になります。
この数字は、若い世代であってもSNSを使わない選択が存在することを示しています。ただし、調査だけでは、利用しない理由がプライバシーへの懸念なのか、興味の薄さなのか、学校や職場で必要がないからなのかまでは分かりません。
高齢世代では「使わない理由」の幅が広い
高齢世代の未利用割合が高い背景には、SNSへの関心だけでなく、スマートフォンの操作への慣れ、利用目的の有無、周囲の人との連絡手段、サービスの必要性など、複数の要因が考えられます。
一方で、70代や80歳以上でもSNSを利用する人はいます。年代だけで利用の有無を決めつけることはできず、世代間の違いを理解する際には、生活環境やデジタル機器への接触機会も考慮する必要があります。
調査によって利用率が異なるのはなぜ?
SNS利用率の数字は、調査の対象年齢、調査方法、質問文、サービスの定義によって変わります。例えば、総務省の通信利用動向調査と、総務省情報通信政策研究所の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では、対象者や調査設計が異なります。
さらに、LINEのような連絡サービスをSNSとして扱うか、動画視聴サービスをどのカテゴリーに分類するかによっても、集計結果は変わり得ます。「日本人の約8割がSNSを利用する」という数字を読む際には、何をSNSと定義し、誰を対象に調べたのかを確認することが欠かせません。
【男女別の傾向と周囲の印象】SNSをしない人は賢い?
SNSをやらない人には、落ち着いている、自分の考えを持っている、プライベートを大切にしているといった印象が向けられることがあります。その反対に、近況が分からず距離を感じる、流行に疎そう、連絡が取りにくそうと受け止められる場合もあります。
こうした印象は、見る側の価値観やSNSを利用する目的によって変わります。SNSを使って交流を深めている人にとっては、利用していない相手が少し不思議に映るかもしれません。一方、オンライン上での発信を控えたい人にとっては、利用しないことが自然な生活スタイルです。
SNSをやらない人は賢いと言われる理由
「SNSをしない人は賢い」と言われる背景には、情報に振り回されにくい、他人との比較に時間を使わない、個人情報の公開を抑えられる、目の前の活動に集中できるといった利点があります。
ただし、SNSを使わないという行動だけで、知性や判断力の高さを証明することはできません。SNSを利用しながら情報を批判的に読み解き、時間やプライバシーを適切に管理している人もいます。反対に、SNSを使わない場合でも、別の情報源から誤情報を受け取る可能性はあります。
本当に評価すべきなのは、SNSを利用するかどうかではなく、情報の信頼性を見極め、自分に必要なものを選び取る力です。
男女別の傾向はどう見るべきか
男女によるSNSの利用傾向を考える際も、単純な性格論に結び付けるのは適切ではありません。総務省の通信利用動向調査を再集計したデータでは、2025年のSNS利用率は各年代で女性が男性を上回る傾向が示されています。ただし、これは利用率の傾向であり、男性・女性それぞれの心理や利用しない理由を直接説明するものではありません。
また、サービスごとの利用目的や、仕事での情報収集、友人との連絡、趣味の交流など、SNSに求める機能は人によって異なります。性別だけで「男性はSNSを嫌う」「女性はSNSを好む」と決めつけるのではなく、個人の目的や環境を見る必要があります。
SNSをやらない人は人付き合いが苦手なのか
SNSを使わないことと、対人関係が苦手であることは同じではありません。直接会って話すことを好む人、電話やメールで十分だと感じる人、オンラインとオフラインの人間関係を分けたい人もいます。
一方で、SNSを通じて友人と交流することに楽しさを感じる人もいます。どちらが優れているという話ではなく、自分が心地よく人間関係を築ける手段が異なるということです。
職場や学校では、連絡や情報共有のためにSNSが使われる場合があります。その際、SNSを使っていない人に対して、連絡方法を確認せずに「付き合いが悪い」と評価するのは早計です。必要な情報を受け取れる代替手段があるかどうかを確認することが、実務上も大切です。

【メリット・デメリット】SNSをやらない生活で何が変わる?
SNSを利用しないことで得られるものは、時間や気持ちの余裕だけではありません。一方で、情報収集や人との交流において、利用していれば簡単にできることが難しくなる場合もあります。
SNSをやらないメリット5選
1.時間を確保しやすい。 投稿を作ったり、タイムラインを確認したり、通知に反応したりする時間が減ります。その時間を睡眠、勉強、仕事、運動、趣味などに振り向けることができます。
2.他人との比較を減らせる。 他人の成功や生活の様子を頻繁に目にする機会が減るため、自分のペースを保ちやすくなる人もいます。とくに、閲覧後に気分が落ち込みやすい人には、距離を置くことが役立つ可能性があります。
3.プライバシーを管理しやすい。 投稿履歴やプロフィール、交友関係などをオンラインで公開する機会が減り、情報管理の負担を抑えられます。ただし、SNSを使っていなくても、第三者による写真投稿や別のオンラインサービスを通じて情報が公開される可能性は残ります。
4.人間関係の負担を減らせる。 フォローの返し方、投稿への反応、コメントへの返信などを気にする機会が減ります。オンラインでの付き合いを負担に感じる人にとっては、精神的な余裕につながる場合があります。
5.情報を自分の目的に合わせて探せる。 検索エンジン、専門書、報道機関、企業の公式発表など、必要な情報源を自分で選ぶ習慣をつくれます。おすすめ投稿やトレンドを追う必要がなくなり、調べたいテーマに集中しやすくなります。
SNSをやらないデメリット4選
1.友人や知人の近況を知りにくい。 SNS上で近況を共有する人とのつながりが薄くなることがあります。連絡を取り合う習慣がなければ、久しぶりに会うまで相手の変化に気付かない場合もあります。
2.情報を知るタイミングが遅れる場合がある。 イベントの開催情報、店舗の臨時休業、商品の販売開始、趣味のコミュニティの告知などがSNS中心で発信されていると、情報を見逃す可能性があります。公式サイトやメールマガジンなど、代替の情報源を確保すると対処しやすくなります。
3.仕事や人脈づくりで機会を逃すことがある。 業界の最新情報や仕事の募集、イベントの案内、専門家同士の交流など、SNSが役立つ場面はあります。仕事での活用が必要な人は、個人アカウントと業務用アカウントを分ける方法も検討できます。
4.災害時や緊急時の情報源が限定される。 SNSでは現地の投稿や速報が流れることがあります。利用していない場合は、自治体の防災情報、気象情報、テレビやラジオなど、複数の情報源をあらかじめ確保しておくことが大切です。なお、SNS上の情報には誤情報もあるため、利用していても公式情報との照合が必要です。
SNSをやらない人の幸福度は高いのか
SNSを利用しない人の幸福度が一律に高いと断定することはできません。SNSとの相性は、利用目的、利用時間、見る内容、交流相手、本人の生活環境などによって異なります。
閲覧後に他人と比較して落ち込む人や、通知が気になって作業に集中できない人は、利用時間を減らすことで気分が改善する可能性があります。一方、SNSを通じて孤立感が和らいだり、同じ趣味や悩みを持つ人とつながれたりする人もいます。
幸福度を考えるうえでの判断基準は、SNSを使っているかどうかではなく、使った後に自分の生活がどう変化するかです。時間が増えたか、睡眠が確保できているか、人とのつながりが保たれているか、気持ちが安定しているかを振り返ると、自分に合う利用方法を見つけやすくなります。
【X・Instagram・Facebook】サービス別に見る、利用しない理由とSNS断ちの違い
ひとくちにSNSをやらないといっても、すべてのサービスを避けている人と、特定のサービスだけを使わない人では事情が異なります。SNSの機能や利用目的を整理すると、使わない理由も理解しやすくなります。
Xを利用しない理由
Xは、短い文章による発信、話題の拡散、速報性のある情報収集などに使われるサービスです。情報が速く広がる一方、議論の過熱、攻撃的な投稿、未確認情報への接触などを負担に感じる人もいます。
リアルタイムの話題を追う必要がない人や、情報の流れが速い環境に疲れを感じる人にとっては、ニュースサイトや検索エンジンを使うほうが自分に合っている場合があります。
Instagramを利用しない理由
Instagramは写真や動画を中心としたサービスで、友人の近況、旅行、ファッション、飲食店、趣味などを視覚的に楽しめます。一方、自分の生活を写真や動画で公開することに抵抗がある人や、他人の投稿と比較したくない人には、必要性を感じにくいことがあります。
写真を撮影・編集して投稿することが面倒な人や、プライベートをオンラインで共有したくない人も、利用しない選択をするでしょう。ただし、閲覧だけを目的に使うこともできるため、投稿することとサービスを利用することは分けて考えられます。
Facebookを利用しない理由
Facebookは、知人との交流やグループ活動、イベント情報、仕事上のつながりなどに活用されます。一方、実名や既存の人間関係を基盤とした交流に抵抗がある人、昔の知人とオンラインでつながる必要性を感じない人には、利用する動機が生まれにくい場合があります。
また、仕事や地域活動でFacebookを活用する人もいるため、必要性は生活環境によって変わります。特定のサービスを使わないからといって、SNS全体を嫌っているとは限りません。
「最初からやらない人」と「SNS断ちをした人」の違い
最初からSNSを利用しない人と、利用をやめた人は、同じ「SNSをやらない人」として扱われがちです。しかし、前者は登録する必要性を感じていない場合が多いのに対し、後者は利用経験を踏まえて距離を置く判断をしています。
SNS断ちには、アプリを削除する、通知を切る、閲覧時間を決める、アカウントを休止する、アカウントを削除するといった段階があります。必ずしも完全にやめる必要はなく、自分が負担を感じている部分を減らす方法もあります。
なお、アプリを削除することと、アカウントそのものを削除することは異なります。再開の可能性がある場合は、利用規約やアカウントの復旧条件を確認してから判断すると安心です。
SNS断ちのメリットと注意点
SNS断ちのメリットは、通知やタイムラインによる中断を減らし、自分の時間を取り戻しやすくなることです。SNSの閲覧によって気分が不安定になっていた人は、距離を置くことで変化を感じる場合があります。
一方、SNSを連絡手段や情報収集の中心にしていた場合、友人からの連絡や重要な告知を見逃す可能性があります。利用をやめる前に、電話、メール、メッセージアプリ、公式サイトなどの代替手段を整えておくと、生活への影響を抑えられます。
試しに1週間だけ通知を切る、利用時間を記録する、寝る前はアプリを開かないといった方法から始めてもよいでしょう。SNS断ちの目的は、利用そのものを悪いものと決めつけることではなく、自分にとって負担の少ない使い方を見つけることです。

【プロの結論】SNSをやらない人が自分に合う距離感を見つける判断基準
SNSをやらない人の実態を考えるとき、重要なのは「利用していない人は少数派だから始めるべき」「SNSをしない人のほうが賢いからやめるべき」といった二者択一の発想から離れることです。
総務省の2026年公表データでは、SNSの利用率はインターネット利用者の82.3%です。SNSが広く使われていることは確かですが、利用しない人がいることも統計から分かります。利用率が高いという事実は、すべての人が使う必要があるという意味ではありません。
SNSをやらない生活が向いている人
- 個人情報やプライベートをオンラインで公開したくない人
- SNSを見た後に他人との比較や気疲れが生じやすい人
- 電話、メール、対面で必要な人間関係を維持できている人
- 仕事や趣味に集中するため、通知やタイムラインを減らしたい人
- SNS以外の情報源で、生活に必要な情報を十分に得られる人
こうした条件に当てはまる人は、SNSを無理に始めなくてもよいでしょう。利用しないことを周囲に説明する必要がある場合も、「必要性を感じていない」「連絡は電話やメールで十分」といった簡潔な伝え方で対応できます。
SNSを完全に避けないほうがよい人
- 仕事上、顧客や取引先、業界関係者との接点が必要な人
- 趣味や地域活動の情報が特定のSNSを中心に発信されている人
- 友人や家族との連絡にSNSが欠かせない人
- 災害時や緊急時に複数の情報源を確保したい人
- 新しい人との交流や作品の発信を積極的に行いたい人
この場合も、すべてのSNSに登録する必要はありません。目的に合ったサービスだけを使い、公開範囲や通知を調整する方法があります。閲覧専用のアカウントを利用する、仕事用と個人用を分ける、利用時間を決めるといった工夫も有効です。
自分に合うSNSとの距離を判断する3つの質問
質問1:SNSを使う目的は明確か。 連絡、情報収集、趣味、仕事など、目的がはっきりしているなら、必要なサービスだけを選ぶ方法があります。目的がなく、周囲が使っているからという理由だけで始める必要はありません。
質問2:利用した後の自分はどう変わるか。 気分が明るくなる、役立つ情報を得られる、人とのつながりを感じられるのであれば、SNSが生活に役立っている可能性があります。反対に、時間を浪費したと感じる、他人と比較して落ち込む、通知が気になって眠れない場合は、利用方法を見直す余地があります。
質問3:使わないことで困ることはあるか。 連絡や仕事、趣味の活動に支障がないなら、使わない生活を続ける選択肢があります。不便がある場合は、必要な機能だけを利用したり、別の連絡・情報収集手段を用意したりすればよいのです。
大切なのは、SNSを使う人と使わない人を優劣で分けないことです。SNSを使わないことは、それ自体で知性や幸福度を証明するものではありません。同じように、SNSを使うことも、承認欲求が強い、現実の人間関係が希薄といった性格の証拠にはなりません。
【SNSをやらない人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:SNSをやらない人は何%くらいいますか?
A1:総務省の「令和7年通信利用動向調査」では、過去1年間にインターネットを利用した人の82.3%がSNSを利用しています。利用していない人は差し引き17.7%に相当します。ただし、これは日本の総人口全体ではなく、調査対象となったインターネット利用者に占める割合です。
Q2:SNSをやらない人は賢いのでしょうか?
A2:SNSを使わないことだけで、賢さや判断力を評価することはできません。SNSを利用しないことで時間やプライバシーを守りやすくなる人はいますが、SNSを使いながら適切に情報を見極めている人もいます。大切なのは、利用するかどうかより、目的に応じて情報や時間を管理することです。
Q3:SNSをやらない人は友達が少ないのでしょうか?
A3:必ずしもそうではありません。友人との関係を対面や電話、メールなどで維持している人もいます。SNSを利用しているかどうかだけで、友人の人数や社交性を判断することはできません。
Q4:SNSをやめると幸福度は上がりますか?
A4:一律に上がるとは限りません。他人との比較や通知によるストレスを感じている人は、利用を減らすことで気持ちが楽になる可能性があります。一方、SNSが交流や情報収集の大切な手段になっている人は、やめることで不便や孤立感を感じることもあります。まずは利用時間や通知を減らし、自分の変化を確かめる方法がおすすめです。
Q5:SNSをやらないと仕事や人間関係で不利になりますか?
A5:職種や生活環境によって異なります。SNSを使った情報発信や人脈づくりが必要な仕事では、不便が生じることがあります。一方、仕事や私生活でSNSを必要としない人もいます。必要な連絡先や情報源を確保し、必要なサービスだけを利用する方法もあります。
Q6:SNSをやらない人とSNS断ちをした人は違いますか?
A6:違いがあります。最初からSNSを利用しない人は、登録する必要性を感じていない場合があります。一方、SNS断ちをした人は、利用経験を踏まえて、時間や心理的負担を減らすために利用を休止・終了している場合があります。どちらも、生活に合った距離を選ぶという点では共通しています。
まとめ:SNSをやらない人の選択は、自分に合う生活を考えることから
SNSをやらない理由には、プライバシーを守りたい、他人と比較したくない、時間を有効に使いたい、人間関係をオンラインで広げる必要がないなど、さまざまな背景があります。最初から利用していない人もいれば、以前は使っていたものの、負担を感じてSNS断ちを選んだ人もいます。
2026年に公表された総務省の調査では、インターネット利用者の82.3%がSNSを利用しています。利用が広く浸透している一方、年代によって利用率は異なり、利用していない人も一定数います。SNSをやらないことは、特別な性格の証拠でも、社会から離れている証拠でもありません。
SNSには、情報収集や人との交流を広げる利点がある一方、時間の消費、他人との比較、プライバシー上のリスクなどもあります。SNSを使わないことで得られるものと、使わないことで失う可能性のあるものを整理すれば、自分に合う選択が見えてきます。
周囲がSNSを使っていても、必要性を感じなければ無理に始める必要はありません。反対に、便利な機能が必要なら、使うサービスや時間を限定して取り入れる方法もあります。大切なのは、SNSをやるか、やらないかという二択にこだわらず、自分の時間、人間関係、心の余裕を守れる距離感を選ぶことです。 (出典: sns やら ない 人(Yahoo!ニュース))